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食育レター「歯と口の健康週間」

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食育レター「歯と口の健康週間」

6月4日~10日の1週間は「歯と口の健康週間」です。むし歯予防の基本は、歯みがきをする、甘味(砂糖)控える、フッ化物活用の3つです。

「歯と口の健康週間」 6月4日~10日の1週間は「歯と口の健康週間」です。 歯と口は、食べる、飲み込む、話すなど、人間にとって基本的で重要な役割を担っており、生涯を通じて健やかで心豊かな生活を送るうえで、歯と口の健康づくりは非常に大切です。 子どもの歯の健康には、保育者の意識や関心度が大きく影響します。 乳幼児期の生活習慣は、学童期、思春期へと継続していきますので、大変重要な時期です。 この一週間は、家族みんなで歯と口の健康について考えて過ごしましょう。  むし歯予防のきほん むし歯は、口の中にいるむし歯菌が歯垢(しこう)をつくり、その中で”酸”をつくって長時間歯のエナメル質に作用することによって生じます。予防のきほんは3つです。 〇歯みがきをする       ・・・むし歯の原因である歯垢をとり除く 〇甘味(砂糖)控える    ・・・控えることにより歯垢の形成や歯垢のなかでつくられる酸の量を抑える 〇フッ化物活用     ・・・歯垢が付着しても溶けにくい歯をつくる     「フッ化物の活用」とは?  フッ素は自然界に多く存在し、フッ素化合物であるフッ化物には虫歯予防効果があります。  フッ化物は歯みがき剤やマウスウォッシュ、フッ素塗布剤などに含まれています。  ※ 過剰なフッ素摂取は『フッ素症(歯のエナメル質が白く濁って見える)』を引き起こす可能性を持ちますので、使用量や摂取量には注意が必要です。フッ化物濃度1,000~1,500ppmの歯みがき剤は、6歳未満の子どもには使用を控えましょう。  年齢別 フッ化物配合歯磨き剤の量について 年齢  使用量  歯みがき剤のフッ化物イオン濃度(目安) 6カ月(歯の萌出)~2歳  切った爪程度の量  500ppm 3~5歳  5㎜  500ppm 6~14歳  1㎝程度  1,000ppm 15歳以上  2㎝程度  1,000~1.500ppm 〇フッ化物イオン濃度は歯みがき粉のパッケージを確認してみましょう 〇歯みがき後のうがいは1回(5~10mlの水) 〇寝ている間は口の中に長時間フッ化物が保持されることから、食後の歯みがき習慣に加え、就寝前の歯みがき習慣をつけましょう 注意 乳歯はむし歯になりやすい! 乳歯は、永久歯に比べて、酸に弱く、またエナメル質がうすく、やわらかいという特徴があります。   むし歯金はおもに保護者から子どもへ感染します。 そこで、ご家族みんなでかかりつけの歯科医院を持ち、定期検診を受けたり、相談したりして、歯と口の健康を守っていきましょう。 監修:シダックス総合研究所 参照:一般財団法人日本口腔保健協会HP「お口の健康情報ナビ」     一般社団法人日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会編「う蝕予防の実際 フッ化物局所応用実施マニュアル」      NPO法人日本歯科保存学会発「歯科衛生士のう蝕予防管理テキストブック」




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