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親子で知ろう!お箸の持ち方

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親子で知ろう!お箸の持ち方
箸の持ち方の練習のタイミングや自分の手に合った箸の選び方などをご紹介。食事を楽しむために、正しい持ち方を確認してみましょう。

「食育月間:お箸の使い方」  お箸  箸は調理から盛り付け、食具までこなす、まさに和食を支える存在です。そのような箸は、もともとは3~7世紀頃(弥生時代~飛鳥時代)に朝鮮半島から日本へ“神器”として伝わったとされています。当時は今のような2本の棒状のものではなく、折箸という竹を細長く削りピンセットのように曲げたものでした。神様のお供え物を手で触れて汚さないように、箸がつかわれていたのではないかと考えられています。  7世紀に入り、隋からの使節が日本に来た際に、隋に倣って箸を使って食事をしたことをきっかけに箸が広まったと考えられています。やがて、箸は徐々に庶民の間にも浸透し、日本で独自の文化を遂げてきました。  【箸の練習のタイミングは?】箸の練習を始める時期に決まりは特にありません。 スプーンやフォークをえんぴつ持ちをして、上手に食事ができるようになったり、箸に興味を持ち始めたら練習をスタートするのがおすすめです。  【自分の手に合った箸の選び方は?】親指と人差し指を直角にした長さのを「ひとあた」といいます。 持ちやすい箸の長さは、「ひとあた半」といわれています。  【正しく持てますか?】箸を正しく持つことは、周りの人々と気持ちよく食事をすることにつながります。食べやすく美しい持ち方は、箸先から約2/3の部分を手で持ちます。物をつまむときは、中指と人差し指、親指で上の箸を動かし、下の箸は動かしません。食事を楽しむために、正しい持ち方を確認してみましょう。  食事中に箸の持ち方の練習をすると、お腹はすいているのにうまく食べることができず、子どももイライラしてしまいがちですが、遊びの時間にゲーム感覚で行うと、楽しみながら練習ができます。スポンジを子どもがつまめるくらいの四角に切ったり、工作用のポンポンボールなどを容器に入れ、もう一つの空容器に移すなど、親子で競争しながら練習するのもおすすめです。やわらかくてつかみやすいもので、つまむことに慣れてきたら、ポップコーン、大豆など、難易度を上げていくとよいでしょう。  監修:シダックス総合研究所  参照:農林水産省「おいしい和食のはなし,aff 2016年5月号」

 

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